2011年1月22日

極上の時間

年末から先週まで、会社の中国支社から女性社員が研修を兼ねて日本に来ていました。同僚、ではあるのですがわたしと一つしか違わない女の子で、友達のような感じ。外国からめったに会えない友達がやって来たという感じで、楽しい四週間を過ごしました。

わたしが彼女とやりとりを始めたのは二年ほど前から。本社から中国支社に翻訳を発注する、日本側の担当が私で、中国側の翻訳担当が彼女でした。同僚とはいえ、ほとんどEメールでやりとりをするだけの間柄。時々翻訳で分からないところがあると電話もしましたが、始めのころ彼女はとても静かで、日本語を話すのもそんなに得意でなかったらしく、今後一緒にやっていけるのか不安になったこともありました。

比較的休みが取りやすい恵まれた環境にいるので、休みを組み合わせて中国に行ってみよう、と思ったのは去年の初めごろ。中国支社のある長沙では数日出勤もし、仕事と休暇を組み合わせて9月から10月にかけての二週間ほど中国へ行きました。

ずっとEメールだけでやりとりをしていた彼女に初めて会った時の感慨はひとしお。年も近く、すぐに友達のような感じになりました。中国ではいろんなところに連れて行ってもらい、美味しいものもたくさん食べ、楽しい時間を過ごしました。

わたしが中国へ行って彼女との絆を深めてきたのもあったのか、それから少しして、中国支社で頑張っているスタッフを日本に派遣するという話が取締役会であがったようでした。最初の候補者は日中翻訳をしている彼女。実現すればいいなあ、とわたしは大きく期待していました。

そうして2010年の年末、彼女の日本研修が実現しました。日本と関わる仕事をしながら日本に来るのが初めての彼女はいろんなことに好奇心いっぱいで、わたしたちは会社の中でも外でも、楽しい時間を過ごしました。

年明けのある週末には、数人の同僚と那智勝浦に温泉旅行に行きました。




潮岬灯台


らくだの湯

那智の滝


寝る前、真っ暗な和室に布団を並べて、仕事のこと、恋愛のこと、ふたりで色々話していると、彼女が本当にただ純粋にひとりの可愛らしい女の子として浮かび上がってきて、とても幸せな感覚でした。今まで遠く離れてEメールの向こう側にいただけの彼女も、国籍や言葉に関係なく、嬉しかったり悲しかったりする感覚がくすぐったくなるほど近くて、彼女と知り合えてよかった、と心から感じました。

先週長沙に帰ってしまったけど、4月に一緒に旅行をたくらんでいます。一緒に有休が取れるかな…?

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