2012年11月21日

昨日の夢


昨日見た夢をそのまま綴ります。

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変なシェアハウスに住んでいる。

最初はそこがシェアハウスだと知らなかった。キッチンとバスルーム、リビングとあと鍵のついた一部屋とがあって、わたしはそこをずっと独り暮らし用のマンションだと思っていた。でも暮らし始めて半年くらいして、アパートの一番奥に備え付けの梯子みたいなものがあることに気付いた。ちょうどロフトに上がる簡易梯子のような。あるときそこを上ってみると、屋根裏、というには綺麗すぎる、踊り場のようなところに出た。その踊り場には他の居住区からも梯子をたどって上がってこられるようになっていて、どうやら私の住むユニットは私含め3つの居住区があるようだった。私は真ん中。私の左隣には父が暮らしており、私の右隣には中国人の女の子二人が住んでいた。

ほぼ独り暮らし、でも梯子をつたって他の人の住む空間にも行ける。変な構造の家だ。

で、その共用の踊り場からはまた違う建物につながっているようだった。こぎれいな何かの研修所兼宿泊所のような感じ。たぶん学校とか公民館とかの大きな階段の踊り場と、寝泊まりする場所である「おうち」の感覚が混じって、私の頭の中でそういう像が形成されたのかな。「青年の家」みたいな感じの建物。

私はある朝、目を覚ます。場面は自分のおうちじゃなくて青年の家のほうだった。窓の外を見ると岩場になっている海岸で、20人ほどの猿人が群れになって海岸を横切っている。「変な種族がやってきた!」と恐怖に襲われる。

私たちは何日か集団生活というかキャンプ生活を送っているみたい。屋外のイベントステージのように屋根だけある吹きさらしの広場で、夜にみんなでご飯を食べたあと、運動場のようなところを横切ってそれぞれ自分の寝床に帰っていく。のだけど、その途中でキリンとかサルとかあれはなんだった、アヒルとか、とにかくありとあらゆる動物が横切っていく。ちょっと怖い。

周りの人に聞くと、このリアルに見える動物はすべて作りものなのだという。香港のテーマパーク"Noah's Ark"に、ノアの方舟に乗った動物たちの大きな像が作ってあるけど、そんな感じで動物が大移動しているような光景だった。
周りの人に聞くと、これらの動物はお金を払って買う(飼う?)ことができて、そうするとそのお金は環境保護団体に募金されるのだとか。仕組みも、意義も、ちょっと分からない。とするとさっきの猿人も人形?あれは何のために?

気付いたら猿人に追いかけられる。私は青年の家の中を駆け回って、一旦外に出て、また小さな小屋のようなところに逃げ込む。逃げ込むんだけど、一人の男の子が私の後ろに着いてきているのを私は知っていて、彼についてはなんだかわくわくした感情を持っている。小屋の中はジャングルジムみたいになっていて、私は出来るだけ猿人から逃れようとそれを登る。登るにつれて狭くなって、天井に近くなって、死角のような位置までやってくると、そこで後ろから着いてきていた男の子と、お互い分かっていたかのようにキスする。

その相手はなぜか高校時代のクラスメイトだ。特に仲が良かったわけでもない子なのにちょっと不思議。でも姿はその子でも、彼の中に投影されている人物はまた違う人だってことが夢の中にいながら分かっている。キスしたあとその子は「うーん、なんか違うね」と言う。私は少し残念に思う。でもそのせりふは、私がかつて他の人に言ったことがあるものだ。

なんだかすっきりしない気分のところで、目が覚めた。そこまで。
オチはありません。夢だから。