2012年3月20日

チョコレートとマカダミアナッツのクッキー、バナナブレッド、プルーンの紅茶煮タルト

新しいお菓子の本を買ったのでいろいろ作ってみました。 


最初はチョコレートとマカダミアナッツのクッキー。
レシピではウォールナッツを使っていたのですが、ウォールナッツが見つからなかったのでマカダミアナッツで作りました。クッキーはほとんど作ったことがなかったのですが、とても簡単にできるのでびっくり!型抜きクッキーと違い、ドロップクッキーは生地を天板に落として焼くだけなので表情もひとつずつ違って、それも楽しむことができました。


チョコレートとマカダミアナッツのクッキー
次はバナナブレッドを作りました。バター、卵、砂糖に小麦粉と全粒粉の生地につぶしたバナナを加え、パンのように軽くこねてから天板に伸ばしてそのまま焼きます。

バナナブレッド
うーんこれはまだまだ改良が必要でした。そもそもバナナブレッドがどういうものかちゃんと分かっていませんでした。マフィンのような生地を期待すればいいのか、それともこれはビスコッティのようなものなのか・・・。小麦粉の量に対してベーキングパウダーがとても少なかったので重たい生地になりそうではあったのですが、それにしても生地が硬くなりすぎてしまいました。また、きつね色になるまで焼いた後、取り出して粗熱をとり、スライスしてさらに数分焼くのですが、それが何のためかよく分かりません。切り口が香ばしいほうがいいのかな?でもしっとりしているほうが私は好きなんだけど・・・。ということでまだまだ発展しなければ!

最後はプルーンの紅茶煮タルトを作りました。
ドライフルーツを普段あまり食べませんが、甘く煮たプルーンはタルトにぴったりでした。

プルーンの紅茶煮タルト
アールグレイを使用すると書いてあったのにそれを見過ごして普通の家庭用の紅茶で煮てしまいました。アールグレイで煮たらもっとすっきり、締まった味になるのかな?こちらもまた何度か作ってみたいです。


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チョコレートクッキー、バナナブレッドを参考にしたのはこの本です。

Cookie Jar Classics



2012年3月4日

2012 香港旅行 #2 omy artでのペインティング


ご飯を食べて22時ごろ、Graceと私は彼女の友人がやっている、omy artというアート・スタジオにやってきました。オフィスビルの一室ですが、フロアを斜めに横切るようにキャビネットと受付が備えてあったり、巨大な埋込型の本棚があったりと、アートっぽいおしゃれな空間でした。

中に入ると5人の男の子たちが話し合ったり、作業をしたりしていました。彼らはデザインだったり、建築だったりの専門を持っていて、日中はフルタイムで仕事をしているのですが、自分たちでもスタジオを持ち、こうして夜に集まって仕事をしているのだそうです。仲間と一緒に夢を実現させていく、いいエネルギーに溢れる人たちでした。企業から委託されて制作をしたり、ブランドのマーケティングをしたりする傍ら、絵の教室もやっているのだそうです。

窓際に腰掛けて、みんなでイーゼルを並べて絵を描けるようになっています。

受付のテーブルがワイヤーで持ち上がるデザインに。本当に持ち上がるかは・・・!?
アクリル絵の具のディスペンサー。見ているだけで可愛い!

キャンバスの大きさを選んで、描きたいもの、イメージを伝えると、Sensei(私が彼のことをそう呼び続けたので笑)がそれを絵にするのを手伝ってくれました。

イメージをSenseiに伝えます。こだわりだしたら抜け出せない私の性格が暴走し始め・・・!
アイデアが浮かばない時はiPadで関連画像を探し出して、イメージを膨らませる手助けをしてくれます。気軽な気持ちでアートに取り組めるような工夫がちりばめられていました。

Sensei
  


コンセプトを考えるのと下描きで一時間くらい使ってしまったと思います!ここから色を付けていきます。



空の塗り方、雲の描き方もSenseiが丁寧に教えてくださいました~。

船と荒れ狂う波。
実は海は火鍋の中にあるんです!

サインをして完成!
始めたのが夜遅くだったので、途中で眠たくなったり、思い通りにいかなくてやめたくなったりしました。でもみんなが手助けをしてくれたおかげで完成することができました。時すでに午前2時半。

かかっている音楽も心地よいものでした。日本人のゲストが来たということで日本の曲をたくさん探してかけてくれました。ZARDとか槇原敬之とかちょっと前の^^ Sensei含め5人のメンバーがいたのですが、私が下描きを始めてから彩色を終えるまでの数時間、誰も嫌な顔ひとつせず、ずっといい雰囲気を作ってくれました。

みんな翌朝仕事があるのに、いきなりやってきた私のために時間を割いてくれ、気遣ってくれて、とても幸せな時間でした。雰囲気は終始明るいものでしたが、私にとっては、心のもやもやを見える形に整理する、大きな旅路のような時間でした。違った意味でまた充実したひと時となりました。

「他の友達だったらここに連れて来なかった。明日香がこういうことが好きだって分かるから連れてきたよ。描き終わったときの達成感を感じるのも好きでしょう?」Graceはそう言ってくれました。私がキャンバス代を払うのをすっかり忘れてしまっていて、後になってGraceに話した時も、彼女はこう言ってくれました。「これは私のプレゼントだから気にしないで。私がいいと思うものを明日香にあげたかったの。それはお金で買えるものだったかもしれないし、買えないものだったかもしれない。でもたまたま、お金で買えるものだったとしても、その値段がプレゼントの価値じゃないから。」彼女はよくそうやって、他愛ない会話の中で重く温かい言葉を私に残します。

Thank you all, Sensei, Max, Kobo, Alex, Fish...
And my dearest Grace Grace!


みんなありがとう!!

2012 香港旅行 #1 マカオバーガー~ノアの方舟

ほんの数日間、香港に旅行に行ってきました。

美味しいもの+懐かしい知り合いに会う旅でした。

ひとりめは数年前メルボルンに遊びに行ったときに知り合った、ももこさんという女性です。出会ったとき彼女はメルボルンに住んでいましたが、その後オーストラリアと日本を行き来し、日本に帰国されたときにも一度お会いしました。しばらく前に連絡をしたところ、一年前から香港に住んでいるというので時間を作ってもらって一緒にお昼ご飯を食べました。

マカオ喫茶に入りマカオのハンバーガーをいただきました!フランスパンのような硬いパンの中に白身魚のフライが挟んであります。これがとんかつだったりもするそうです。タマゴサラダを添えていただきました。

ソースも何も無いのに、アツアツの白身魚のシンプルな味だけでとっても美味しかった!
お待ちかねのエッグタルト~。さくっとパイを頬張る瞬間がたまりません。


ひとりで仕事をしながら世界中どこへでも飛びまわる、ももこさんはとってもかっこいい女性です。勢いよく行動して、時には失敗も経験して、わあって落ち込んだり、また這い上がって喜んだり。私はそこまでの大胆な経験が無いけれど、彼女の話を聞いているとわくわくして、楽しい時間を過ごしました。


その後、オーストラリアに留学していたときに同じ寮に住んでいたGraceという女の子に会いに行きました。彼女とは寮のオリエンテーションの日に知り合い、寮に帰ると毎日顔を合わせていた仲のよい友達のひとりです。学部も、クラブやサークルなんかも違うのですが、寮のイベントで一緒に踊ったり、よく一緒に遊びにいったりしました。ここというときに考えていることがすっと通じ合う、大切な友人のひとりです。

前に会ってからかれこれ3年弱ぶり。彼女は今は香港に戻って働いています。

ホテルで待ち合わせたあと、Noah's Ark Hong Kongというノアの方舟をテーマにしたリゾート施設に遊びに行きました。フェリーで20分程の距離でしたが、シティとは違って都会から抜け出したような心地よい公園でした。

フェリーを降りると海沿いが閑静な公園になっていて、ホリデーハウスのようなマンションが建ち並んでいます。

冬の海には人が少なくて、のんびりするにはちょうど良い日でした。
ノアの方舟の大きなレプリカがあり、その中にレストラン、ホテル、会議場などがあります。その他にも聖書の紹介に始まり、現代の環境問題などに関する内容まで展示があったり、シアターがあったりと、パーク内の施設を体験しながら過ごしました。


3年弱ぶりということでどこから始めればよいのか、話したい話が積もり積もっていました。仕事の話、仕事以外のライフワークの話、恋愛の話・・・。ひととおり話し終えると、会っていない期間にそれぞれいろんなことがあったんだなと振り返ると同時に、それでもそれぞれの好きなものが変わっていないこと、またお互いが会わなくても友達でいられる理由が分かるような感覚になりました。すると彼女も、こんな話をしてくれました。

彼女の友人に、歳の離れた異性の友人がいるそうです。知り合ったのは10年ほど前、学生の国際カンファレンスでだそうです。年齢も違う、住んでいる国も違う、数年に一度会えるかどうかという間がらですが、彼女は人生の重要な部分で彼に相談し、彼は数年来にわたって彼女のよきアドバイザーなのだそうです。

普段顔を合わさない、年齢も性別も職業も、生きている世界も違う、でも自分の人生に必要なエッセンスを与えてくれる友人というのは時空を超えて存在する、と彼女は言いました。そして、その友人は明日香ときっと気が合うと思うと言ってくれました。私のことを思い浮かべると、その友人のことを思い出すんだそうです。彼女がそうやって私のことも時折思い出してくれていたのかと思うと、それもとても幸せな気持ちでした。

シティに戻り、夜ごはんを食べました。路地を入った屋台が並ぶ通りの中のある食堂へ。

手前は牡蠣と卵のフライ。スイートチリのソースが美味しかった。奥はマテ貝の炒め物。
蛙とウナギの火鍋ごはん。たれが美味しかった。
私たちが食べていると隣に座った観光客らしき家族が私たちの皿を覗き込んできて指さしながら注文を(笑)。話をしていると彼らはマレーシアから旅行に来ていて、このあとマカオに行くとのことでした。私が一昨年マレーシアに旅行に行った話をすると、彼らも東京に桜を見に来たことがあるらしく、日本の感想は「もうちょっと英語が通じたらずっと旅行しやすいのに!でもみんな親切にしてくれた」とのことでした。どこへ行っても英語のことを言われる。悔しい~。

さて。
Graceがこの後、連れていきたい場所があるというので一緒に行くことにしました。彼女の友人がアート・スタジオを持っていて、絵の教室をやっているのだそうです。そこで記念に絵を描いて行かないかと。絵?絵を一枚描くの?と話半分に聞いていましたが、これが忘れられない思い出になることになったのです。。