TEDxKyotoChangeに参加しました。
TEDとは米国の非営利団体により開催されているカンファレンスで、"Ideas Worth Spreading"という価値観のもと、世界各国、各分野でイノベーションを起こしている人たちが登壇し、それぞれ18分以内で講演を行うというものです。各講演はオンラインでも配信されており、世界の様々な問題について皆で議論をしていこうという活動をしているイベントです。
そのTEDの価値観をもとにしながら、世界各都市で個別に開催されているイベントがTEDxと呼ばれ、各イベントの独自性を活かしつつその土地ならではのディスカッションを生み出す場になればということで開催されているようです。そのTEDxが2012年9月16日、京都でTEDxKyotoとして開催されます。
また一方で、TEDがビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)と共同でスタートしたTEDxChangeというプロジェクトがあり、そこでは「ワクチン、ポリオ、マラリア、HIV/AIDS、妊産婦・新生児・乳幼児の保健、そして農業開発などといった世界的な福祉/環境問題」に絞ったトピックが議論されるそうです。
2012年、TEDxChangeは4月5日にベルリンで開かれたのですが、その様子を視聴する場として、またさらに9月に行われるTEDxKyotoのプレイベントとして、4月7日(土)、TEDxKyotoChangeが開催され、私も今回参加してきました。
完全招待制、参加には審査があるとのことで、自分が普段行っていること、今の社会で「変えたい」と思っていること等をフォームに入力して参加申請をしました。
当日はベルリンでのイベントをスクリーンで視聴したあと、ローカルのスピーカー三人の方の講演がありました。
どの講演も素晴らしいものでしたが、中でも印象的だったのは助産師の左古かず子さんの講演でした。助産師として働く中、妊婦さんたちが皆同じ方法で、分娩の時間をコントロールするための薬品が当然のように使われながらお産を迎えることに心を痛め、ご自身で助産院を開かれたそうです。人が生き方を選択するように、分娩の方法も、場所も、人も、妊婦さんが選択できるはずだとおっしゃっていました。赤ちゃんにはみな生まれてくる力があり、お母さんにもみな産む力がある、その自然の力と向き合ったお産という考え方が印象的でした。また、赤ちゃんはみな命がけで生まれてくる、だからお母さんもそれをしっかり受け止めてほしいというお話が心に残りました。
以前から社会問題、国際協力や開発に興味があって、講演会やワークショップがあれば出かけていたのですが、では自分は何をしたいのか、自分に何ができるのかが見えず悶々としていました。でも今日の話を聞いて、ひとつのキーワードが浮かんできました。それは「アクセス」。私たちはみな同じ地球上に住んでいるけれど、手にすることのできる食料、サービス、情報は全く違う。こういう選択ができたはずなのに、何らかの理由でそれが叶わない、それによって命が脅かされていたり自由に人生を選択できないとしたら?そういうことを改善することに私は興味があるのかなと。1を10や100にするよりも、0を1にすることに。でも以前、インドのカースト制の話で「生まれによって教育の機会が均等に与えられていないのはおかしいと思う」と友人に話したところ、それに疑問を唱えた友人と議論になったことがありました。平等の定義も文化によって異なるかもしれないし、何をもって「皆に公平なアクセスがある状態」なのかは一概には言えないかもしれません。
ですがこの悶々ももう少しで見えてきそうです。
講演の後はアフターパーティがあり、様々な職業の方、スタッフの方たちとも話すことが出来て、私も自分に出来ることをしなければと奮い立たせられました。
TEDは好きなので、イベント自体にももっと積極的に関われたらなあ!
おまけ:
オーストラリアにいた頃、「○○町××丁目」ではなく「○○通り××番地」というように「通り」がメインで住所の表記がされており、日本との見方の違いにずいぶん驚きましたが、それと全く同じことを話しているスピーチをTEDで発見しました。異文化理解について簡潔にまとめている、素晴らしいスピーチだと思います。
Derek Sivers: Weird, or just different?
2012年4月8日
2012年3月20日
チョコレートとマカダミアナッツのクッキー、バナナブレッド、プルーンの紅茶煮タルト
新しいお菓子の本を買ったのでいろいろ作ってみました。
最初はチョコレートとマカダミアナッツのクッキー。
レシピではウォールナッツを使っていたのですが、ウォールナッツが見つからなかったのでマカダミアナッツで作りました。クッキーはほとんど作ったことがなかったのですが、とても簡単にできるのでびっくり!型抜きクッキーと違い、ドロップクッキーは生地を天板に落として焼くだけなので表情もひとつずつ違って、それも楽しむことができました。
アールグレイを使用すると書いてあったのにそれを見過ごして普通の家庭用の紅茶で煮てしまいました。アールグレイで煮たらもっとすっきり、締まった味になるのかな?こちらもまた何度か作ってみたいです。
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チョコレートクッキー、バナナブレッドを参考にしたのはこの本です。
Cookie Jar Classics
最初はチョコレートとマカダミアナッツのクッキー。
レシピではウォールナッツを使っていたのですが、ウォールナッツが見つからなかったのでマカダミアナッツで作りました。クッキーはほとんど作ったことがなかったのですが、とても簡単にできるのでびっくり!型抜きクッキーと違い、ドロップクッキーは生地を天板に落として焼くだけなので表情もひとつずつ違って、それも楽しむことができました。
チョコレートとマカダミアナッツのクッキー |
次はバナナブレッドを作りました。バター、卵、砂糖に小麦粉と全粒粉の生地につぶしたバナナを加え、パンのように軽くこねてから天板に伸ばしてそのまま焼きます。
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バナナブレッド |
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チョコレートクッキー、バナナブレッドを参考にしたのはこの本です。
Cookie Jar Classics
2012年3月4日
2012 香港旅行 #2 omy artでのペインティング
ご飯を食べて22時ごろ、Graceと私は彼女の友人がやっている、omy artというアート・スタジオにやってきました。オフィスビルの一室ですが、フロアを斜めに横切るようにキャビネットと受付が備えてあったり、巨大な埋込型の本棚があったりと、アートっぽいおしゃれな空間でした。
中に入ると5人の男の子たちが話し合ったり、作業をしたりしていました。彼らはデザインだったり、建築だったりの専門を持っていて、日中はフルタイムで仕事をしているのですが、自分たちでもスタジオを持ち、こうして夜に集まって仕事をしているのだそうです。仲間と一緒に夢を実現させていく、いいエネルギーに溢れる人たちでした。企業から委託されて制作をしたり、ブランドのマーケティングをしたりする傍ら、絵の教室もやっているのだそうです。
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窓際に腰掛けて、みんなでイーゼルを並べて絵を描けるようになっています。 |
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受付のテーブルがワイヤーで持ち上がるデザインに。本当に持ち上がるかは・・・!? |
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アクリル絵の具のディスペンサー。見ているだけで可愛い! |
キャンバスの大きさを選んで、描きたいもの、イメージを伝えると、Sensei(私が彼のことをそう呼び続けたので笑)がそれを絵にするのを手伝ってくれました。
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イメージをSenseiに伝えます。こだわりだしたら抜け出せない私の性格が暴走し始め・・・! |
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Sensei |
コンセプトを考えるのと下描きで一時間くらい使ってしまったと思います!ここから色を付けていきます。
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空の塗り方、雲の描き方もSenseiが丁寧に教えてくださいました~。 |
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船と荒れ狂う波。 |
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実は海は火鍋の中にあるんです! |
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サインをして完成! |
かかっている音楽も心地よいものでした。日本人のゲストが来たということで日本の曲をたくさん探してかけてくれました。ZARDとか槇原敬之とかちょっと前の^^ Sensei含め5人のメンバーがいたのですが、私が下描きを始めてから彩色を終えるまでの数時間、誰も嫌な顔ひとつせず、ずっといい雰囲気を作ってくれました。
みんな翌朝仕事があるのに、いきなりやってきた私のために時間を割いてくれ、気遣ってくれて、とても幸せな時間でした。雰囲気は終始明るいものでしたが、私にとっては、心のもやもやを見える形に整理する、大きな旅路のような時間でした。違った意味でまた充実したひと時となりました。
「他の友達だったらここに連れて来なかった。明日香がこういうことが好きだって分かるから連れてきたよ。描き終わったときの達成感を感じるのも好きでしょう?」Graceはそう言ってくれました。私がキャンバス代を払うのをすっかり忘れてしまっていて、後になってGraceに話した時も、彼女はこう言ってくれました。「これは私のプレゼントだから気にしないで。私がいいと思うものを明日香にあげたかったの。それはお金で買えるものだったかもしれないし、買えないものだったかもしれない。でもたまたま、お金で買えるものだったとしても、その値段がプレゼントの価値じゃないから。」彼女はよくそうやって、他愛ない会話の中で重く温かい言葉を私に残します。
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Thank you all, Sensei, Max, Kobo, Alex, Fish... |
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And my dearest Grace Grace! |
みんなありがとう!!
2012 香港旅行 #1 マカオバーガー~ノアの方舟
ほんの数日間、香港に旅行に行ってきました。
美味しいもの+懐かしい知り合いに会う旅でした。
ひとりめは数年前メルボルンに遊びに行ったときに知り合った、ももこさんという女性です。出会ったとき彼女はメルボルンに住んでいましたが、その後オーストラリアと日本を行き来し、日本に帰国されたときにも一度お会いしました。しばらく前に連絡をしたところ、一年前から香港に住んでいるというので時間を作ってもらって一緒にお昼ご飯を食べました。
マカオ喫茶に入りマカオのハンバーガーをいただきました!フランスパンのような硬いパンの中に白身魚のフライが挟んであります。これがとんかつだったりもするそうです。タマゴサラダを添えていただきました。
ひとりで仕事をしながら世界中どこへでも飛びまわる、ももこさんはとってもかっこいい女性です。勢いよく行動して、時には失敗も経験して、わあって落ち込んだり、また這い上がって喜んだり。私はそこまでの大胆な経験が無いけれど、彼女の話を聞いているとわくわくして、楽しい時間を過ごしました。
その後、オーストラリアに留学していたときに同じ寮に住んでいたGraceという女の子に会いに行きました。彼女とは寮のオリエンテーションの日に知り合い、寮に帰ると毎日顔を合わせていた仲のよい友達のひとりです。学部も、クラブやサークルなんかも違うのですが、寮のイベントで一緒に踊ったり、よく一緒に遊びにいったりしました。ここというときに考えていることがすっと通じ合う、大切な友人のひとりです。
前に会ってからかれこれ3年弱ぶり。彼女は今は香港に戻って働いています。
ホテルで待ち合わせたあと、Noah's Ark Hong Kongというノアの方舟をテーマにしたリゾート施設に遊びに行きました。フェリーで20分程の距離でしたが、シティとは違って都会から抜け出したような心地よい公園でした。
3年弱ぶりということでどこから始めればよいのか、話したい話が積もり積もっていました。仕事の話、仕事以外のライフワークの話、恋愛の話・・・。ひととおり話し終えると、会っていない期間にそれぞれいろんなことがあったんだなと振り返ると同時に、それでもそれぞれの好きなものが変わっていないこと、またお互いが会わなくても友達でいられる理由が分かるような感覚になりました。すると彼女も、こんな話をしてくれました。
彼女の友人に、歳の離れた異性の友人がいるそうです。知り合ったのは10年ほど前、学生の国際カンファレンスでだそうです。年齢も違う、住んでいる国も違う、数年に一度会えるかどうかという間がらですが、彼女は人生の重要な部分で彼に相談し、彼は数年来にわたって彼女のよきアドバイザーなのだそうです。
普段顔を合わさない、年齢も性別も職業も、生きている世界も違う、でも自分の人生に必要なエッセンスを与えてくれる友人というのは時空を超えて存在する、と彼女は言いました。そして、その友人は明日香ときっと気が合うと思うと言ってくれました。私のことを思い浮かべると、その友人のことを思い出すんだそうです。彼女がそうやって私のことも時折思い出してくれていたのかと思うと、それもとても幸せな気持ちでした。
シティに戻り、夜ごはんを食べました。路地を入った屋台が並ぶ通りの中のある食堂へ。
私たちが食べていると隣に座った観光客らしき家族が私たちの皿を覗き込んできて指さしながら注文を(笑)。話をしていると彼らはマレーシアから旅行に来ていて、このあとマカオに行くとのことでした。私が一昨年マレーシアに旅行に行った話をすると、彼らも東京に桜を見に来たことがあるらしく、日本の感想は「もうちょっと英語が通じたらずっと旅行しやすいのに!でもみんな親切にしてくれた」とのことでした。どこへ行っても英語のことを言われる。悔しい~。
さて。
Graceがこの後、連れていきたい場所があるというので一緒に行くことにしました。彼女の友人がアート・スタジオを持っていて、絵の教室をやっているのだそうです。そこで記念に絵を描いて行かないかと。絵?絵を一枚描くの?と話半分に聞いていましたが、これが忘れられない思い出になることになったのです。。
美味しいもの+懐かしい知り合いに会う旅でした。
ひとりめは数年前メルボルンに遊びに行ったときに知り合った、ももこさんという女性です。出会ったとき彼女はメルボルンに住んでいましたが、その後オーストラリアと日本を行き来し、日本に帰国されたときにも一度お会いしました。しばらく前に連絡をしたところ、一年前から香港に住んでいるというので時間を作ってもらって一緒にお昼ご飯を食べました。
マカオ喫茶に入りマカオのハンバーガーをいただきました!フランスパンのような硬いパンの中に白身魚のフライが挟んであります。これがとんかつだったりもするそうです。タマゴサラダを添えていただきました。
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ソースも何も無いのに、アツアツの白身魚のシンプルな味だけでとっても美味しかった! |
お待ちかねのエッグタルト~。さくっとパイを頬張る瞬間がたまりません。
その後、オーストラリアに留学していたときに同じ寮に住んでいたGraceという女の子に会いに行きました。彼女とは寮のオリエンテーションの日に知り合い、寮に帰ると毎日顔を合わせていた仲のよい友達のひとりです。学部も、クラブやサークルなんかも違うのですが、寮のイベントで一緒に踊ったり、よく一緒に遊びにいったりしました。ここというときに考えていることがすっと通じ合う、大切な友人のひとりです。
前に会ってからかれこれ3年弱ぶり。彼女は今は香港に戻って働いています。
ホテルで待ち合わせたあと、Noah's Ark Hong Kongというノアの方舟をテーマにしたリゾート施設に遊びに行きました。フェリーで20分程の距離でしたが、シティとは違って都会から抜け出したような心地よい公園でした。
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フェリーを降りると海沿いが閑静な公園になっていて、ホリデーハウスのようなマンションが建ち並んでいます。 |
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冬の海には人が少なくて、のんびりするにはちょうど良い日でした。 |
ノアの方舟の大きなレプリカがあり、その中にレストラン、ホテル、会議場などがあります。その他にも聖書の紹介に始まり、現代の環境問題などに関する内容まで展示があったり、シアターがあったりと、パーク内の施設を体験しながら過ごしました。
3年弱ぶりということでどこから始めればよいのか、話したい話が積もり積もっていました。仕事の話、仕事以外のライフワークの話、恋愛の話・・・。ひととおり話し終えると、会っていない期間にそれぞれいろんなことがあったんだなと振り返ると同時に、それでもそれぞれの好きなものが変わっていないこと、またお互いが会わなくても友達でいられる理由が分かるような感覚になりました。すると彼女も、こんな話をしてくれました。
彼女の友人に、歳の離れた異性の友人がいるそうです。知り合ったのは10年ほど前、学生の国際カンファレンスでだそうです。年齢も違う、住んでいる国も違う、数年に一度会えるかどうかという間がらですが、彼女は人生の重要な部分で彼に相談し、彼は数年来にわたって彼女のよきアドバイザーなのだそうです。
普段顔を合わさない、年齢も性別も職業も、生きている世界も違う、でも自分の人生に必要なエッセンスを与えてくれる友人というのは時空を超えて存在する、と彼女は言いました。そして、その友人は明日香ときっと気が合うと思うと言ってくれました。私のことを思い浮かべると、その友人のことを思い出すんだそうです。彼女がそうやって私のことも時折思い出してくれていたのかと思うと、それもとても幸せな気持ちでした。
シティに戻り、夜ごはんを食べました。路地を入った屋台が並ぶ通りの中のある食堂へ。
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手前は牡蠣と卵のフライ。スイートチリのソースが美味しかった。奥はマテ貝の炒め物。 |
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蛙とウナギの火鍋ごはん。たれが美味しかった。 |
さて。
Graceがこの後、連れていきたい場所があるというので一緒に行くことにしました。彼女の友人がアート・スタジオを持っていて、絵の教室をやっているのだそうです。そこで記念に絵を描いて行かないかと。絵?絵を一枚描くの?と話半分に聞いていましたが、これが忘れられない思い出になることになったのです。。
2012年2月5日
誕生日パーティー
生まれて初めて自分で誕生日パーティーをしました。
きっかけは本当に偶然な発見からでした。
同じ先生に中国語を習っていて、一緒に英会話の会をしているduduさんというとても素敵な知り合いがいるのですが、ひょんなことから誕生日の話になり、彼女と誕生日が同じだということが発覚。
「よかったら一緒に誕生日パーティーをしませんか?」と声をかけたところ、さくさくとあっという間に予定が進んで、20人ほどに来ていただける素敵なパーティーとなったのでした。
とにかく手作りのパーティーにしたいな、という気持ちはあったのですが、特にイメージが固まっているわけではありませんでした。でも私が声をかけると、彼女はすぐにあるコラボカフェを教えてくれました。場所だけ提供している貸しカフェで、予約をすれば自分で一日カフェが開けたり、パーティー会場として利用できます。スペースだけ借りてホームパーティーができるようなところでした。
とにかく手作りのパーティーにしたいな、という気持ちはあったのですが、特にイメージが固まっているわけではありませんでした。でも私が声をかけると、彼女はすぐにあるコラボカフェを教えてくれました。場所だけ提供している貸しカフェで、予約をすれば自分で一日カフェが開けたり、パーティー会場として利用できます。スペースだけ借りてホームパーティーができるようなところでした。
お料理は私の知り合いでフードコーディネーターをしている方にお願いしました。彼女は東京に住んでいるのですが、私が誕生日パーティーのプロデュースをお願いするとすぐに快諾してくれ、当日は前の日から下ごしらえをしたお料理をスーツケースに入れて駆けつけてくれました。招待状はグラフィックデザインをしている同僚にお願いをし、デザートはduduさんの知り合いが作ってくれ、また当日の配膳をしますよと声をあげてくれる人もいて、たくさんの人に支えていただきパーティーを開くことができました。
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同僚に作ってもらった招待状です~。 |
背景の直線は、duduさんと私の、目標に向かって日々頑張っているまっすぐな姿勢(照れます~)を表しているそうです。duduさんは陰陽五行の世界に興味を持っているので、その世界観を五色の色(青、赤、黄、白、黒)で表現してくださったということです。
デザインの裏にある意味を聞いて感動もひとしおでした!
さて、お料理です。
メニューはこちら。
- 海老のビスク
- 豚の角煮
- 生春巻き
- さつまいもとクリームチーズの茶巾
- バゲット
- ミニトマトはちみつレモン漬け
- フェタチーズのサラダ
- サーモンパン粉焼き
- 12品目のヘルシーサラダ
- きのこリゾット七草添え
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フェタチーズのサラダ。クスクスが入っています。 |
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12品目のヘルシーサラダ。まろやかな黒酢にクコの実、グレープフルーツがアクセントになりとっても美味しかったです。 |
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とっても可愛いショートケーキとフルーツタルトを用意していただきました! |
最初は気軽な気持ちで誕生日パーティーやりましょう、とduduさんに声を掛けたのですが、その一言が発端となって、色んな強みを持った人たちがそれぞれの場所でサポートしてくださり、次から次へといろんなことが決まっていきました。それはそれは不思議な、心地よい感覚でした。
一ヶ月間という短い期間の中、しかも年末年始を挟んだばたばたの準備期間でした。とんでもない勘違いでスケジュールがひっくり返りそうになったこともあれば、お手伝いをしてくださった方たちに迷惑をかけたこともたくさんありました。でも終わったあと、来てくださった人から「幸せな気持ちになりました」という言葉ももらって、私自身もとても幸せな誕生日となりました。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
一ヶ月間という短い期間の中、しかも年末年始を挟んだばたばたの準備期間でした。とんでもない勘違いでスケジュールがひっくり返りそうになったこともあれば、お手伝いをしてくださった方たちに迷惑をかけたこともたくさんありました。でも終わったあと、来てくださった人から「幸せな気持ちになりました」という言葉ももらって、私自身もとても幸せな誕生日となりました。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
2012年1月15日
答えは自分の中に
備忘録を兼ねて。
英語の勉強会を通じてお知り合いになったある素敵な女性とお茶をしました。
話の端々に、今の私にとってのヒントがあったので書き残しておこうと思います。
天命について
- 得る前に手放さなければならない。手放すことを迷っている時には、新しいものは入ってこない。
- 「わくわく」は自分の中にある。それは化石を掘り出すのと一緒で、刷毛で綺麗に拭っていくとそこに現れるもの。それは自分の感情で決めるというよりも天命である。
- 迷っているのは、違うから。それは取るべき選択肢ではない。
- 自分の感情に常に注意を払っていること。どんなときに嬉しいと感じるのか。何にわくわくするのか。
- 自分が経験することが大事。
- 「分からない」ということは悪いことではない。未来が分からないといって不安に思いがちだが、 未来はプラスでもマイナスでもなくゼロ。どちらになる可能性もある。
- 自分の為にできる努力は有限。でも人の為には無限のことができる。
心と体について
- 砂糖、お酒をやめると穏やかになる。単糖類はすぐに血液に吸収されるがまたすぐに戻り、感情の起伏を大きくする。
- 食べるために飼育される家畜には、早く成長させるためにホルモン剤が使用されたり化学物質のたくさん入った飼料が与えられたりしている。それらの動物を食べるということは、それらの 動物の魂をいただくということ。 このような飼育を受けてきた動物の魂を自分は引き受けられるのか。
2011年11月20日
2011 長沙旅行 #5 鳳凰へ 続き
鳳凰二日目。
マイクロバスに乗せられて苗族の博物館へ。だがはっきり言って何も覚えていない。
この日はあまりいい日ではなかった。
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博物館の前に並ぶ土産物屋。色彩豊かな衣装や小物。 |
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博物館を出ると裏手には山が。「千と千尋の神隠し」のトンネルの向こう側のような、時が止まったような空間だった。 |
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(左)屋台で売っていた揚げパンのようなもの。よもぎとあんこ。 |
行きのマイクロバスの中ではガイドさんが苗族についての説明をしてくれ、民謡を歌ってくれてみんなで大合唱をしていたのに、WJはひとりしらけているようだった。博物館では苗族の歴史や信仰についての説明、衣装や装飾品などの陳列等があった。私がそれらをしげしげと見つめながら写真を撮りまくっていると、「そんな写真に何の意味があるのか」「何が見たくてここまで来たのか?」としきりに聞いてきた。
それで私は途方に暮れてしまった。
知らない土地に行き、そこで会った人たちと話したり食べたりする。そんな当たり前の旅の情景の中に思わぬ出会いや胸を揺さぶられるような経験があり、旅が作られていく。私はその過程そのものが好きで旅行をする。
***
数年前に韓国の友人を訪ねてソウルへ遊びに行ったときのこと。韓国人の友人が友達2人私をダッカルビ屋に誘ってくれ、私たちはテーブルについた。
ウェイターが目の前で調理してくれ、もういつでも食べられる状態。いい匂いも立ちこめている。でも誰も箸を付けず、みんなおしゃべりに夢中になっている。
初めに食べ始めるのは気が引けたが、お腹が空いて空いて仕方なくなった私は何気なく箸を取りダッカルビに手を伸ばした。
その瞬間。今までおしゃべりに高じていた友人たちが一斉に箸をとり、料理のほうは見ないまま、一斉にダッカルビに箸を付けた。
全身に鳥肌が立った。
彼女たちは遠方からのお客である私が料理に箸を付けるのを待っていたのだろう。誰も何も言わない、口に出して料理をすすめることもしない、でも私が食べ始めるのを待っていて、それから箸を付けた。それがその国の文化であり暗黙の了解で、私に対する敬意の表し方だったのだろう。
何も気を遣うことのない、仲の良い友人。若者としての普通の会話をして笑い合う。それぞれの国の習慣や礼儀についてなど、とりたてて話したこともなかった。でも彼女たちの中には私とは全く違う価値観が脈々と流れている。それは探ろうと思って探れるものではないし、仲の良い友達とはいえ一生知らずに終わってしまうことかもしれない。でもこんな些細な食事の場でそれを垣間見て、驚きなのか感動なのかよく分からない、ものすごい衝撃が走った。
旅行に出るとそのような衝撃をたくさん受ける。自分の住んでいた世界がいかに狭くて、外にはいろいろな価値観が存在するのだと気付かせてくれる。それを経験するのが私にとっての旅の醍醐味だ。
***
でもそれをWJに伝えると、「経験しようと思わなくても、驚きはいつでも経験する。でもそれは目的とは違う。自分がそこに行かなければならない理由を持たないといけない」と一蹴された。彼が言うに、どこかに行く際には自分の探したいストーリーがあらかじめあって、それについて事前調査をしておき、その場所に来たらそれを自分の目で確かめるのだという。自分の中にストーリーがないと、どこに行って何を見てもそれを本当に見ることができないばかりか、それが本物か偽物かさえ判断ができないという。
WJの言うことはいちいち正しくて、私はとても歯がゆかった。なぜ鳳凰に行きたかったのか、一生懸命理由を探したが、見つからなかった。動機はといえば、そこが素敵なところだと人から聞いたこと、旅行雑誌で幻想的な写真を見たことだ。思えば私が旅行の目的地を決めるのはいつも些細なことが理由だ。誰かが言った一言であったり、旅行中に出会った人に付いていくこともある。
でも自分の中のストーリーといったら・・・?
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沱江で洗濯をする女性たち |
帰りのバスは高速道路が事故か渋滞かということで下の道を通り、行きよりも長くかかった。15:30に鳳凰を出て、23:30に長沙に着いた。
何日か経って、WJは「結果的に鳳凰に行ってよかった。有意義だった」と話していたが私の頭の中はずっと回っている。
私の旅の目的は何なのだろう?なぜそこに行くんだろう?
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